「日英決戦!インド洋」






ゲームジャンル:シミュレーションゲーム
プレイ人数:2人
プレイ時間:120分〜180分(シナリオによる)
ルール難易度:難しくないがややルールが多い
頒布価格:1200円→
1500円(材料費高騰の為、値上げしました)

<ゲームに同梱されている内容>
日本軍艦艇カード:33枚
英軍艦艇カード:31枚
日本軍航空機カード:28枚
英軍航空機カード:44枚
艦隊表示カード:15枚
艦隊隻数表示カード:20枚
砲爆撃被害判定カード:24枚
雷爆撃被害判定カード:24枚
索敵マップ:2枚
航空機運用シート:8枚
判定シート:2枚
ターン進行シート:1枚
索敵チップ(白または橙):20枚
艦隊チップ(日本:赤、英:緑):計13枚(日6枚、英7枚)
偵察チップ(日本:赤、英:緑):計8枚(日3枚、英5枚)
触接チップ(黄):8枚
状態表示チップ(白または黄):計6枚
索敵判定用袋:1個
ダメージ表示マーカー:赤25個・青25個
ルールブック(本紙)
シナリオシート:3枚
6面体ダイス:2個(実際のプレイでは3個以上用意することを推奨します)


<ゲーム概要>
このゲームは1942年4月5日〜9日に日本海軍により実施された「インド洋作戦」をシ
ミュレートしたゲームです。各プレイヤーは日本軍・英軍をプレイし、各シナリオの勝利条件
を満たしたプレイヤーが勝者となります。1ヘクスは150km、1ターン3時間となります。

<ゲームの特徴>
プレイヤーは索敵MAP上に艦隊チップを裏にして配置し移動させます。敵の艦隊
マーカーは「索敵」を行う事である程度の情報を得る事ができますが、実際に攻撃隊
をそこに送り込まなければどの艦隊なのかがわかりません

索敵は指定された枚数の索敵チップを味方艦隊マーカーから5ヘクス以内の敵艦隊
チップ上に置きます。両軍が置いたら、まず日本軍、続いて米軍の索敵結果を判定し
ます。索敵判定用袋にすべての索敵チップを入れ、よくかき混ぜてその中から1枚を取
り出します。尚、日本軍の索敵の時は米軍プレイヤーが、米軍の索敵の時は日本軍プ
レイヤーがチップを引きます。チップを引いたプレイヤーは相手に見せないようにチップ
内容を確認します。もし、そのヘクスに実際の艦隊がいないなら、どんな内容でも「艦隊
はいない」と宣言します。もしいた場合、引いた内容により3段階の結果に応じた報告を
することになります。チップの内容は以下の通りです。

「索敵レベル1」…艦隊がいた時、「艦隊発見」と報告します。
「索敵レベル2」…艦隊がいた時、「5隻以上」か「5隻未満」の「艦隊発見」と報告します。
           
更に艦隊に「空母・戦艦・巡洋戦艦・重巡」が1隻でもいた場合「大型艦
           を含む」と報告します。もし上記艦種以外の艦で艦隊が構成されていた
           場合は「大型艦を含まず」と報告します(このルールは「日英決戦!イン
           ド洋」で初採用されたルールです)。

「索敵レベル3」…艦隊がいた時、レベル2の内容に「空母の有無」を加えて報告します。
「通信機不調」…艦隊がいた時でも必ず「艦隊はいない」と報告します。
「誤報」…艦隊がいても「いない」、艦隊がいなくても「いる」と報告できます。つまり好きな
内容を報告できます。

戦闘は指定数ダイスを振り、命中値以下を出せば1発命中というおなじみのシステムで
す。対艦攻撃時には専用の二次被害の発生を確認するカードもあり、劣勢でも一発逆転
のチャンスがあります。


「日英決戦!インド洋」の特別ルールとしては、「英軍機の夜間攻撃」があります。
英海軍の主力雷撃機「ソードフィッシュ」や「アルバコア」は時代遅れの複葉機であり、とても
昼間の攻撃に使用できる代物ではありませんでした。しかしこれらの機体を夜間に使用する
事により、敵に対する奇襲効果を得られる事は「タラント港空襲」で既に実証済みでした。当
時の日本軍は昼間でも対空警戒が疎かになっており、更に夜間の対空警戒はほとんど行わ
れていなかったと考えられ、英東洋艦隊司令官サマーヴィル中将は日本軍の作戦中常にそ
の機会を狙っていました。そこで下記のルールを採用しています。

1.英軍偵察チップは「夜間においても索敵できる(但しすべて「C」扱い)
2.英軍機は夜間・薄明・薄暮において、損傷時以外の発着艦チェックを無視できる。
3.夜間攻撃を行う場合、初回時に対空砲火を行えるのは狙われた艦のみ、2回目以降は
  狙われた艦プラス狙われていない任意の艦1枚のみとする。
4.夜間時の対空命中値は−1される。但し「1」は必ず命中となる。
5.夜間攻撃の命中値も−1される。
6.艦載機以外の基地航空機も夜間攻撃を可能とする。

これらのルールにより昼間の戦いでは勝負にならない英軍が大戦果を挙げる事も不可能では
なくなりました。

シナリオは2本を収録。1本目は史実に近い状況で英軍の攻撃の可能性を探る「インド洋作戦」。
史実との違いはセイロン島の航空戦力が増強されているのと、「ハーミーズ」「ドーセットシャー」
「コーンウォール」等が「稼動状態で艦隊に合流している」という2点です。
2本目はベンガル湾にて通商破壊戦を行った小沢艦隊が、セイロン島攻略部隊を乗せた輸送
船団の護衛任務に就くという壮大な仮想戦「セイロン島攻略作戦」です。こちらにはチャーチルの
セイロン島死守命令により派遣された「イラストリアス」や「ヴィクトリアス」「キングジョージ5世」
「リナウン」等の英軍増援艦隊も登場し、より派手な戦いになります。




<カード紹介>
艦艇カード…日英両軍の艦艇のカードです。1枚のカードで駆逐艦は1〜2隻、輸送船団は
4隻、それ以外は1隻を表しています。




戦闘機カード…攻撃隊を護衛したり、艦隊を攻撃隊から守るカードです。ある意味本ゲームで
は脇役だったりします。



爆撃機カード…爆弾にて攻撃するカードです。攻撃すると甲板上に被害を与えます。
尚、日本軍機は基地攻撃用の「陸爆撃」と対艦攻撃用の「艦爆撃」の両面仕様です。


雷撃機カード…魚雷にて攻撃するカードです。攻撃すると舷側に被害を与えます。
尚、日本軍は基地攻撃用の「陸爆撃」と対艦攻撃用の「雷撃」の両面仕様で、
英軍は「爆撃」と「雷撃」の両面仕様です。



砲爆撃被害判定カード…砲撃及び爆撃時に引くカードです。このカードにより甲板の
二次被害の有無を判定します。




砲雷撃被害判定カード…砲撃及び雷撃時に引くカードです。このカードにより舷側の二
次被害の有無を判定します。






索敵マップ



手順シート

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