ロシア北方艦隊です。空母「アドミラル・グズネツォフ」を中心に、水上艦５・揚陸艦１・
潜水艦２で構成されています。水上艦には新型対空システムを備える「アドミラル・ゴ
ルシコフ」があり、従来のロシア海軍の対空火力の貧弱さはある程度改善されていま
す。攻撃力は太平洋艦隊同様強力です。艦載機・ＳＳＭ・魚雷による「立体攻撃」は他
陣営には脅威になるはずです。
＜イギリス海軍＞
イギリス海軍の艦船は空母１、水上艦５、潜水艦２、揚陸艦１で構成されています。独自の
対空システムを搭載された「ミニイージス艦」を４隻有しており、対空火力は強力です。
攻撃力はそれ程強いというわけではありません。今回空母２隻収録予定だったのですが、
英海軍をとりまく財政状況から２番艦の就役が不透明になっている為、１隻に収録数を減
らした事が原因です。「上陸作戦」を堅い守りで成功させる事が出来ればかなり善戦できる
かと思います。
＜フランス海軍＞
フランス海軍の艦船は、空母１、水上艦５・揚陸艦１・潜水艦２で構成されています。独自
対空システムを持つ「フォルバン」級２隻を中心とした対空火力ですが、他の水上艦には
ＡＤ−ＳＡＭ搭載艦がいない為、やや不安が残ります。攻撃力に関してですが次期空母
「ＰＡ−２」の就役時期が大幅に遅れていることから収録を見送った為、特筆すべき物が
ありません。とはいえ本セットの各海軍間のバランスは良好なので、勝機は十分にあると
思います。
＜イタリア海軍＞
イタリア海軍の艦船は、空母１、空母型揚陸艦１、水上艦４・揚陸艦１・潜水艦１で構成
されています。空母揚陸艦「カーブル」ですが、他に揚陸艦「サン・ジョルジョ」も入れた
為、実質「空母」として専念する事になるかと思います。
対空火力・攻撃力ともに平均的な能力です。艦載機が「Ｂ」タイプなのでやや劣りますが、
複数枚同士の艦載機戦が起きない限りあまり問題にならないかと思います。
＜スペイン海軍＞
スペイン海軍の艦船は、空母１、空母型揚陸艦１、水上艦４４・揚陸艦１・潜水艦１で構成
されています。空母揚陸艦「フアン・カルロス１世」ですが、他に揚陸艦「ガリシア」も入れ
た為、こちらも実質「空母」として専念する事になるかと思います。
対空火力はヨーロッパでは数少ない米式イージスシステムを搭載した「アルバロ・デ・バ
サン」級２隻があり、まずまずの能力です。イタリア海軍同様艦載機が「Ｂ」タイプなので
やや劣りますが、複数枚同士の艦載機戦が起きない限りあまり問題にならないかと思い
ます。
＜幻のソ連海軍＞
本セットの目玉です（笑）。ソ連が崩壊しなかった場合の「ありし姿」を再現しています。
幻のソ連海軍の艦船は、空母２、水上艦４・揚陸艦１・潜水艦２で構成されています。
基本的にロシア海軍とそれ程傾向は変わっていません。貧弱な対空火力と強力なＳＳＭ
と潜水艦戦力、といったあたりです。尚、「ウリヤノフスク」はカタパルト装備で同時に２枚
使用可能、「バクー」も１枚使用可能で、現在の所最も同時に艦載機が使用可能な陣営と
なっていて、最強の攻撃力を誇ります。
とりあえず「幻のソ連海軍」が場にいる時は十分にその攻撃力を他プレイヤーは削いで置
く必要があります。そうしないと「大物」を狩られて一発逆転や独走を許す結果になるから
です。